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学童保育支援員を都内と地方で経験して辞めた話|やりがいと待遇・体力の現実

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学校で嫌なことがあった日、子どもはその気持ちを抱えたまま学童にやってきます。

泣いている子。物にあたる子。やり場のない怒りを、支援員の私に向かってぶつけてくる子。

「子どもと遊んでいるだけの、癒される仕事」。そう思って面接に来る人を、私は何人も見てきました。

これは、都内と地方の両方で学童保育支援員として働いた、私の話です。

📌 体験者プロフィール

年代・性別:20〜30代女性(体験当時)

業界・職種:学童保育支援員(放課後児童支援員)

雇用形態:都内=固定給の常勤/地方=時給制(自治体・委託先により異なる)

運営形態:自治体運営・委託運営(都内と地方の複数施設で勤務)

当時の立場:学童保育支援員

退職状況:退職済み(退職から約2年)

体験形態:実体験ベース

※プライバシー保護のため、個人が特定されない範囲で仮名化・一部詳細を変更しています。

子どもの「できた」に、そばで立ち会えること

学童保育は、いまは自治体にもよりますが、1年生から6年生までの子どもが利用できる場所です。

途中で退所する子もいますが、長い子だと1年生から6年生まで、まるまる6年間通ってくれます。

だから、子どもの成長を、本当に間近で見られるんです。

昨日までできなかったことが、ある日ふっとできるようになっている。

下級生に自然と気を配れるようになっている。友だちとの距離の取り方が、少し上手になっている。

そういう、ほんの些細なやり取りの中に成長を見つける毎日で、正直、発見のない日はありませんでした。

学校でも家でもない場所で、子どもが見せる笑顔

学童保育は、学校とも家庭とも違う空間です。

大人に大人の世界があるように、子どもにも子どもの世界があって、こちらが想像する以上のものを、あの小さな体で抱えています。

その気持ちに寄り添うのは、簡単なことではありません。

でも、楽しかった日も、嫌なことがあった日も、学童で過ごすうちに笑顔になって帰っていく。

その顔を見られたときの嬉しさは、言葉にできないくらいで、それだけで気持ちがいっぱいになりました。

「子どもと遊んでいるだけ」だと思って来た人は、続かない

冒頭にも書きましたが、この仕事を「子どもと遊んでいるだけ」と捉えている人は、少なくありません。

「子どもに癒されたくて」と面接に来る方も、実際にいました。

でも、そんな甘い仕事ではないんです。

学校で嫌なことがあった子は、その気持ちを引きずったまま学童に来ます。

落ち込んで泣いている子もいれば、やり場のない気持ちを物にあたる子もいる。友だちと衝突する子もいる。

支援員に向かって、気持ちをまっすぐぶつけてくる子もいます。

それは暴言だけではありません。手が出ることもあるし、物が飛んでくることもありました。

そういう場面もあるんだと理解したうえで、「自分は支援員として何ができるか」を考えて、この仕事を目指してほしい。

これは、続けてきた私が本気で思っていることです。

関連記事:24時間勤務の認可外保育園で働いて気づいた、保育士を続けられる人と続けられない人の違い

収入と勤務時間は、都内と地方でこんなに違った

私は都内と地方の両方で働きましたが、収入と勤務時間は、驚くほど違いました。

都内で働いていたときは、固定給でした。賞与も年2回、きちんと支払われていました。

そのぶん勤務時間は長く、春休み・夏休み・冬休みといった長期休業も関係なく、毎日8時間勤務でした。

一方、地方はどうだったか。

賞与は一応ありましたが、給料は時給制。しかも、持っている資格に応じて時給の金額が変わりました。

勤務時間は、長期休業中こそ朝から夜まで8時間〜、ときには10時間近く働く日もありましたが、通常は13時から19時までの勤務でした。

あくまで私が体験した範囲の話ですが、自治体や、委託されている会社の仕組みによって、収入も勤務時間も大きく変わってくるのだと思います。

同じ「学童保育支援員」という言葉でも、中身はまるで別物、というくらいに。

関連記事:幼稚園と保育園の違い|両方勤めてわかった給料・上下関係・働きやすさのリアル

働いている人の年代も、場所でまるで変わる

働いている人の年代も、都内と地方でずいぶん違いました。

都内は、ほかの業種と同じで毎月一定の収入が得られることもあってか、男性職員も多くいました。年代も20代から60代まで、本当に幅広かったです。

なかでも多かったのは、20代から30代の若い世代でした。

地方は、逆でした。

一定の収入を得るのが難しいぶん、若い世代は多くありません。基本は40代から60代の方が中心です。

若い人がいる場合も、大学生がアルバイトとして入っていたり、結婚後にパートとして働く女性だったり、という形が多かったように思います。

女性ばかりの職場と、そうでない職場

人間関係も、この2つでは景色が違いました。

都内は女性だけでなく男性も多く働いていたので、まったくないとは言いませんが、女性同士でもめる場面は、あまり見かけませんでした。

地方は、女性が全体の9割以上を占めていました。

そうなると、女性同士のトラブルは、正直よく目にしました。

気づいたら派閥のようなものができあがっていて、私が働いていた学童でも、その板挟みになることがありました。

常に動き続ける仕事だった

ここからは、私がこの仕事を離れた話をさせてください。

離れて感じた、「続けるのは難しいな」という理由の1つ目は、体への負担が大きいことです。

室内で子どもと遊ぶこともありますが、限られた人数で50人、60人という子どもたちを見守らなければなりません。

だから、常に周りを見渡して、気になった子のところへ移動しては対応する。それをずっと繰り返していました。

つまり、動きが止まる瞬間がほとんどないんです。

一日の終わりには、体力的な厳しさを、はっきりと感じるようになっていました。

興奮した子を、体を張って止めること

2つ目の理由は、危険が伴うことです。

興奮してしまった子を、ときには体を張って止めなければなりません。

小学生とはいえ、力は思っている以上に強い。落ち着かせようとしているうちに、あざができることもありました。

私自身は大きなケガまではしませんでしたが、同僚の中には、興奮した子の足がお腹に当たってしまった人もいました。

そういう場面を、すぐ近くで何度も見てきました。

これから先のことを考えたとき、私はやっぱり、自分の体を優先しようと思ったんです。

妊活を機に、好きだった仕事を離れた

私がこの仕事を離れた、いちばんの理由。

それは、これからのライフステージを考えたときに、続けるのが難しいと感じたからでした。

女性の中には、妊娠を望む人もいると思います。私も結婚を機に妊娠を望んで、妊活を始めました。

でも、この仕事は、心にも体にもあまりに負担が大きくて。

仕事は好きでした。それでも、やむを得ず離れることを選びました。

離れて、もう2年ほどになります。

ここまでマイナスな面ばかり挙げてしまいましたが、少しずつフォロー体制が整ってきている施設も、確実に増えてきていると思います。

だからこれから目指す人には、その中身をよく見極めてもらえたら、と願っています。

学童保育の仕事に、心と体をすり減らしている人へ

学童保育支援員は、子どもの「できた」に立ち会える、かけがえのないやりがいのある仕事です。

その一方で、体力・危険・待遇は、都内か地方か、そして自治体や委託先によってまるで変わり、「好き」という気持ちだけでは越えられない壁があるのも事実です。

もし今、好きな仕事なのに心や体がすり減っていると感じているなら、無理に一人で抱え込まず、環境を変える・働き方を整えるという選択肢もあることを知っておいてください。

困った時の選択肢

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同じ学童・保育の仕事でも、園や運営先が変われば、待遇も勤務時間も人間関係も大きく変わります。

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そのほか、状況に合わせて選べる窓口も挙げておきます。

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公的な窓口としては、総合労働相談コーナー(厚生労働省)や、よりそいホットライン(0120-279-338)が無料で相談に乗ってくれます。

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一日中動き回って足が重くなる仕事なので、立ち仕事用の着圧ソックスで脚の疲れを逃している人もいます。

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