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テレアポのバイトはブラックだった体験談|研修時給のまま3か月、最後の給料も遅れた

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研修期間が終わったら、時給が上がるはずでした。

でも3か月働いても、私の時給は最後まで研修のときのままでした。

気づけば、周りのバイトは次々に辞めていって、私もその一人になっていました。

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📌 体験者プロフィール

・業界・職種:テレアポ(浄水器の無料お試し設置の仮契約を取るアポイント業務)

・雇用形態:アルバイト

・在籍期間:約3か月

・退職状況:退職済み

※プライバシー保護のため、個人が特定されない範囲で仮名化・一部詳細を変更しています。

テレアポのバイトに応募したのは、時給と「週1日・4時間から」に惹かれたから

これは、これまでのアルバイト経験のなかで、今思うと明らかにブラックだったテレアポのバイトの話です。

学生時代から数えると、アルバイトは全部で10か所くらいやってきました。飲食、不動産、食品会社、化粧品メーカー、そしてテレアポ。

そのうちの1つが、いま振り返るとブラックバイトでした。当時は自分なりに必死で働いていたので、まさか自分がそんなところにいるなんて、まったく気づいていなかったんです。

応募したきっかけは、募集の条件のよさでした。

時給が高くて、しかも「週1日・1日4時間から」OK。最初から大きな負担はないし、慣れてきたら少しずつシフトを増やしていけばいい。そう思って、募集項目に惹かれて応募しました。

もうひとつ大きかったのが、従姉妹がテレアポの仕事をしていたことです。会社は違っても、どんな仕事なのか聞ける相手が身近にいる。それだけで、テレアポが遠い世界の仕事じゃなくなった気がしました。

条件よし、話も聞ける相手もいる。そうして、応募を決めました。

面接の日に合格して、そのまま受けた研修と「研修中は時給が80円安い」という話

面接はその場で合否が出るスタイルで、私は無事に採用。その日のうちに決まる気軽さもあって、迷う理由は見当たりませんでした。

いま思えば、ここまでは本当に順調でした。

面接のあとは、そのまま研修になりました。

同じ日に面接を受けて合格したもう1人と、2人で説明を受けます。仕事の一連の流れを教わって、マニュアルなどのコピーをもらって。この日の研修に報酬が出ないことは、もちろん分かっていました。

気になったのは、そのあとに聞いた話です。

アルバイトには研修期間があって、その間の時給は通常より80円ほど安い。しかもシフトは、週4回・1日5時間でスタートすることになりました。

単純に計算すると、1日で400円の差です。週4日なら、それだけで1,600円。

だから私は、早く研修期間を終えたいと思いました。通常の時給になるまでの辛抱。この日は、ただそれだけを考えていたんです。

1か月たっても時給は上がらず、同じ日に入った人が辞めていった

働き始めて1か月がたちました。

それでも、私の時給が通常に切り替わる気配は、一向にありませんでした。

研修が終わったら上がるはずなのに。頭のなかでは、その言葉ばかりがぐるぐるしていました。

そうこうしているうちに、面接と研修を同じ日に受けた、あの人が辞めてしまいました。

……えっ、と思いました。

自分だけがまだ研修中なのか。それとも、ほかの人はもう時給が上がっているのか。気になっても、確かめる方法がなかったんです。

テレアポのバイトは、ひたすら電話に向き合う仕事です。5時間のあいだに、5分の休憩が2回。でもその休憩の時間が人によってバラバラなので、トイレに行って飲み物を飲んだら、もう休憩は終わりです。

ほかのバイトの人と話す余裕なんて、まったくありませんでした。

だから、周りの人の研修期間がいつ終わったのか。そもそも終わった人がいるのか。そういう情報を、私は何ひとつ知らないまま働いていました。

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「明日も来られる?」と毎日のように頼まれた、突然の残業

募集項目には、「週に1日以上、1日4時間程度から」と書いてありました。

なのに、働き始めて1週間ほどで、毎日のように残業をお願いされるようになったんです。

「明日も来られる?」

「明後日は?」

そんなふうに、次のシフトまで聞かれる。最初に聞いていた条件とは、もう全然違いました。

はっきり自分の意見を言える人なら、「残業はできません」ときっぱり断れるのかもしれません。でも私は、頼まれるとなかなか断れない性格で。

結局、常に残業をしていました。断れない自分が悪いのかな、と思いながら。

次の日も「どうしても人数が少ないから来てほしい」とお願いされると、それも断れないまま。

いま思えば、人数が足りなかったのは、辞めていく人が多かったからなんですよね。

契約が取れないと時給は上がらない。ノルマはないと聞いていたのに

始めたころは、契約のノルマは一切ないと聞いていました。

でも実際は、アポの契約が取れないと、時給は上がっていかない仕組みでした。最初からそれが分かっていたら、このバイトは選んでいなかったと思います。

私がかけていたのは、ある浄水器の無料キャンペーンのテレアポです。3週間、無料で浄水器を置かせてほしい。その仮契約を取るのが仕事でした。

無料なら取れるだろうと思いますよね。ところが、無料と言っても、仮契約をしてくれるお宅は本当に少なかったんです。

結局、研修のときの時給から、上がることは一度もありませんでした。

周りを見ていても、仮契約を取れているバイトの人は、極めて少なかった。たぶんみんな、研修のときの時給のまま働いていたんだと思います。

そして、毎日のように誰かが辞めていって、毎日のように新しい人が面接に来て、採用される。

あの職場は、そうやって回っていたんだろうな。今はそう感じています。

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「会社自体がなくなるらしい」という噂を聞いて、3か月で辞めた

テレアポのバイトを辞めたのは、3か月ほどたったころです。

おかしいな、とは段々思うようになっていました。でも、それだけで辞める決め手にはならなくて。

きっかけは、「その会社自体がなくなるらしい」という噂でした。噂が耳に入ってすぐ、辞めることにしました。

期日をすぎても振り込まれなかった、最後の給料

辞めたあとに待っていたのは、最後の給料がなかなか振り込まれない、という状況でした。

未払いの分が入る期日をすぎても、通帳には何も入ってこない。もうこのままもらえないのかな、と不安になりました。働いた分のお金なのに、どうして自分が頭を下げるような気持ちにならなきゃいけないんだろう。そんなことまで考えました。

結果的に、期日はずいぶん過ぎてから、未払い分の給料はなんとか振り込まれました。

でも、ほっとするより先に、力が抜けたのを覚えています。

最初から最後まで、納得のいかないことの連続でした。

友人に「完全にブラックだよ」と言われて、ようやく気づいた

このバイトのことを友人に話したら、こう言われました。

「そのバイト、完全にブラックだよ」

その一言で、ああそうか、と腑に落ちたんです。ずっと胸のなかにあったモヤモヤに、やっと名前がついた感じでした。

必死に働いているあいだは、おかしいと思う瞬間があっても、目の前のことでいっぱいで。ちゃんと「ブラックだった」と言葉にできたのは、辞めたあと、友人に言われてからでした。

最初に聞いていた条件と違うことだらけだったな、と今は思います。時給も、シフトも、ノルマも。

それでも今となっては、いい人生経験をしたと思っています。

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テレアポのバイトで「聞いていた条件と違う」と感じている人へ

当初の説明とは違い、時給が上がる条件は「仮契約の獲得」にひもづいていました。

人が辞めるから人手が足りず、足りないから頼まれ、頼まれると断れない人ほど抜けにくくなる流れも、同じ根っこにあったようです。

最初に聞いた条件との食い違いに気づいたら、自分を責める前に、ひとりで抱えず外に相談してほしいと思います。

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給料の支払いが遅れたり、最初に聞いていた条件と実際の条件が違っていたりするときは、労働基準監督署や、総合労働相談コーナー(厚生労働省)が無料で相談に乗ってくれます。気持ちがしんどいときは、よりそいホットライン(0120-279-338)も頼れます。

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