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信用金庫を2年半で辞めた理由|安定より楽しさを選んでリフォーム会社へ転身

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「安定した仕事」と「楽しい仕事」は、両立できるものだと思っていました。

でも実際に信用金庫で働いてみて、私は気づいてしまったんです。安定しているからこそ、逆に息が詰まることがあるんだって。

📌 体験者プロフィール

性別:女性

新卒入社:信用金庫(内勤・事務職)

勤続年数:2年半で退職

その後:資格を取るために学校へ通い、社員4人のリフォーム会社へ転職

現状:結婚・妊娠を機にリフォーム会社を退職

「一生働ける」と思って選んだ信用金庫、その実態

新卒で就職活動をしていたとき、内定は他にもいくつかもらっていました。

それでも私が選んだのは信用金庫です。金融業界の中でも倒産や合併が少なくて、割と安定しているイメージがありました。一生働けるかもしれない、そんな漠然とした安心感があったんだと思います。

実際に入ってみると、福利厚生や有給休暇の取得率はかなり良いものでした。金融機関特有のルールで、年に一度は必ず5日間の連続休暇を取らされます。強制なんですが、これはありがたかった。

当時は女性が内勤に回されるのが当たり前だったので、残業もそこまで多くありませんでした。多くても1時間程度で、一般的な企業に比べると勤務時間だけ見ればかなり恵まれていたと思います。

産休も取りやすい環境で、実際に子どもを産んだあとも続けている人が多い印象でした。女性の3分の1くらいは、妊娠後も職場に復帰していたと思います。負担の少ない部署に配置換えしてもらえた人もいました。

ただ、支店はどこも人数にあまり余裕がなくて、誰かが休むとまわりが結構大変になる場所でもありました。子どもが小さい女性はあまり支店に配属されない印象で、子どもができた時点で辞めていく人も多かったです。産休は取りやすいけど、そのあと働きやすいかどうかは、結局まわりの人間次第なんだと思います。

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7年目の先輩と給料が同じだと知った日

私は結局、新卒で入った信用金庫を2年半で辞めました。周りからは「せっかく安定した仕事に就いたのに、もったいない」とよく言われました。

理由は、このゆったりした雰囲気が、私にはどうしても苦痛に感じられたからです。仕事を多くやっても少なくやっても、時間が来れば帰れる。どこの会社にもある話かもしれませんが、決まった分量の仕事を、みんなでなんとなく押し付け合うような空気がありました。

やった分だけ給料が増えるわけではないので、新人だった私はなんとなく納得がいきませんでした。仕事を人に振って楽をしている人のほうが「仕事ができる人」だと思われていたり、上司に気に入られている人のほうが早く出世できたりする。そういうところにも、やりがいを見出せませんでした。

決定的だったのは、7年も先輩の女性と、自分の給料がほとんど変わらないと知ったことです。あんなに真面目に、文句も言わずに働いてきた先輩と自分が同じ金額だと知ったとき、正直がっかりしてしまいました。7年働いても昇給がなくて、女性が役職に就けるのは40歳前後の、しかも一部の人だけでした。

このままここで働き続けるのは無理だと思って、次の就職先を考え始めました。

資格を取って飛び込んだ、社員4人のリフォーム会社

新しい仕事を探すとき、最初は人間関係が一番大事だと思っていました。でも、社員が多い会社なら転勤や配置換えで人間関係なんて選べません。

それより大事なのは、自分がやりたいことに情熱を持ってやれるかどうかじゃないか。そう思うようになって、まずやりたい職種のために資格を取ろうと学校に通いました。

そのあと就職先を探して、あるリフォーム会社に入りました。社員はたった4人の、安定とは無縁の零細企業です。自分で仕事を取ってきて、見積もりを出して、自分で工事も担当する。信用金庫時代とは真逆の環境でした。

時間が来ても、仕事が終わっていなければ帰れません。工事の日程は決まっているし、月の売り上げも細かく管理されているので、無駄に時間をかけているわけにもいきません。とにかく多く仕事をした人、売り上げを上げた人が「仕事ができる人」だと判断される。

これが、私が本来思っていた仕事のイメージにぴったりでした。だから、何より楽しかったんです。

福利厚生なんてほとんどありませんでした。サービス残業だらけです。営業職も兼ねていたので、それは仕方ないと思っていました。

人間関係は、自分がやる仕事がはっきり決まっているので、押し付け合いが起きません。ものすごくさっぱりしていて、すごく居心地が良かった。信用金庫にいたときのように、誰かに気を遣って悩んだりすることはありませんでした。みんな、いかに効率よく仕事をこなすかしか考えていなかったから。

結婚・妊娠で辞めた今だから思う、「楽しい職場」の正体

私は結婚して妊娠したので、このリフォーム会社を離れることになりました。社員4人で仕事をまわしている職場で、そのうちの一人が産休に入るのは現実的に難しいというのは、働いているうちからなんとなくわかっていました。

安定した信用金庫を辞めて、結局は妊娠を機に離職しなくてはいけない仕事を選んだことになります。それでも私の中で、後悔は全くありません。

アルバイトも含めて、これまでの自分の働き方を振り返ると、リフォーム会社にいたとき以外は、ほぼお金のためだけに働いていたんだと思います。心のどこかでは、本当はこんなことしたくないのにな、とずっと感じていました。

でもそれって、すごく時間がもったいないことだったなと今は思います。社会人になれば、一日のうちのほとんどを仕事に費やすことになります。それなら、自分のやりたいことを、お金のためだけじゃなく自分から進んでやるということが、楽しい職場に近づく一番の近道なんじゃないかと思うんです。

楽しい職場というのは、自分自身がやりたいことができて、輝ける場所のことなんだと思います。もちろん人によって「楽しい」の形は違うので、まずは自分の理想がどんなものか、じっくり考えてみるといいと思います。自分が輝いていて楽しいと感じられれば、まわりの評価なんて正直あまり関係なくなります。人間関係にも、意外と引っ張られにくくなるものです。安定を手放すのは怖かったけれど、今振り返っても、あのとき飛び込んでよかったと心から思います。

安定と楽しさ、どちらも譲れないあなたへ

安定した環境は居心地がいい反面、どれだけ頑張っても給料や評価に反映されにくい構造になっていることがあります。

大事なのは人間関係や待遇の良さだけでなく、自分が情熱を注げるかどうかという軸で、今の職場をもう一度見直してみることかもしれません。

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新しい一歩を考えるときこそ、頭の中を整理する時間も大切です。すきま時間に読んだり聴いたりするだけでも、気持ちが軽くなることがあります。

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新しい環境に飛び込むときこそ、身の回りの道具から気持ちを切り替えてみるのもいいかもしれません。資格取得の勉強にも、新しい職場への通勤にも使えるビジネスバッグがひとつあると、一歩を踏み出す背中を押してくれることがあります。

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