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自動車メーカー委託の設計職を3年で退職|なぜなぜ分析で潰れた人間関係地獄

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「Aも大事だ。Bも大事だ。Cも大事だ」

そう言われ続けるうちに、何を注意されているのかも分からなくなっていました。メモを取る手が追いつかず、ただ頷くことしかできない。誰かが廊下で話しているだけで、自分の悪口を言われている気がして、体が固くなる。

これは、求人票だけを見れば”ホワイト企業”だったはずの、大手自動車メーカーの委託会社で3年働いて、人間関係に追い詰められて辞めた話です。

📌 体験者プロフィール

年代・性別:20代男性(体験当時18歳〜21歳)

業界・職種:大手自動車メーカー系列の設計・解析職(CAEモデル作成、データ入力業務)

雇用形態:正社員

企業規模:大企業(自動車メーカー系列の委託会社)

在籍期間:3年

当時の立場・役職:一般社員(設計配属だったが実務は解析業務)

退職状況:退職済み(現在は転職先で技術職として就業中)

体験形態:実体験ベース

※プライバシー保護のため、個人が特定されない範囲で仮名化・一部詳細を変更しています。

憧れの求人だったはずが、配属先は「解析」という板挟みの仕事だった

高校を出てすぐ、県外に出て就職しました。行き先は大手自動車メーカーの委託会社です。求人票の基本給も福利厚生も良くて、高校の先生からも「ここなら間違いない」と勧められるくらい条件が良かった。募集職種は設計でした。

でも配属されたのは、モデルを作ってエクセルに数字を打ち込む解析業務でした。設計という肩書きで採用されて、実際にやっていたのは地味なデータ作りです。そこに疑問を持たなかったと言えば嘘になりますが、大手企業に入れた安心感の方が大きくて、最初のうちは深く考えませんでした。

上司は”慎重すぎる”人、先輩は”手加減しない”人だった

配属されたグループは、上司が1人、先輩が1人という少人数構成でした。

上司は30代手前で独身、若い頃はヤンチャをしていたと本人が話していました。性格は「石橋を叩いて、誰かが先に渡ってから渡る」というくらい細かくて慎重。上司の同僚からは「あんなやつが上司でかわいそうだな」と、私に向かって言われたこともあります。

先輩は20代前半で独身、仕事の要領が良くて、任されたことは期待通りにこなす秀才タイプでした。自分が納得できるまで問い詰めてくる性格で、私の研修担当をしていた時期は正直きつかった。でも接するうちに丸くなっていって、最終的には私の味方になってくれた人でもあります。

同期の2倍かかる仕事に、上司と先輩の衝突が重なった

初めての就職で仕事の要領も分からず、正直、私は仕事が早い方ではありませんでした。研修でも1つ1つ真面目に覚えようとして、同僚と比べて2倍近く時間がかかっていました。配属先でも納期に間に合うかギリギリだったり、残業でどうにか帳尻を合わせたりする日が続きました。

配属先の雰囲気は、常にバチバチしていたと思います。上司は常に100点を求めるタイプ、先輩は60点で抑えるところは抑えるタイプ。方向性が違うので、よく衝突していました。私はというと、強く自分の意見を言える方ではなかったし、結局は上司の言うことに従うしかないと思っていました。板挟みというより、逃げ場がなかったという感覚に近いです。

「なぜなぜ分析」という名の否定が、毎日続いた

仕事でミスがあったとき、上司はほぼ必ず「なぜなぜ分析」という手法を使ってきました。原因を掘り下げるための手法のはずなのに、実際にやられていたのは、やり方が良くない、性格が良くないという否定の繰り返しでした。

説明をしても「Aも大事だ。Bも大事だ。Cも大事だ」と延々続くので、メモを取っても話が頭に入ってきません。そのうち、誰かが廊下で話している声さえ、自分の悪口を言われているんじゃないかと疑って、恐縮することが増えていきました。

実力のある後輩や、入ったばかりの新人が気に入らないのか、「面白い話をしろ」といったいじりも多かったです。私とコミュニケーションを取ろうとする上司の世間話や冗談でさえ、いつ否定に転じるか分からなくて怖かったのを覚えています。

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毎朝の頭痛と、たどり着いた退職という結論

そのうち、毎朝頭痛がするようになりました。会社に行こうとするだけで痛みが出るので、早退や有給、欠勤が増えていきました。このまま続けていたらまずいと思って、退職を決めました。

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人間関係がブラックだと、休日まで壊れていく

自分の性格もあると思いますが、何かトラブルが起きたとき、真っ先に自分が悪いんじゃないかと考えてしまうようになっていました。ある時、私から上司へ送ったメールが届いていなかったことがあります。原因は上司側のメール設定の不具合だったのですが、私は「自分が何か変な操作をしたんじゃないか」と一人で悩んでしまいました。何が起きても、悪い方向でしか考えられなくなっていたんです。

休日も楽しく過ごせなくなりました。休みが明けたらまた会社が始まると思うと、朝から暗い気持ちになる。同僚と遊びに行くのも、だんだん億劫になっていきました。

地元の親友の一言と、”少しブラック”な会社で見つけた安定

転職のきっかけは、地元の親友でした。大型連休で帰省したときに会う機会があって、仕事がうまくいっていないことや、悩んでいることを話しました。そのとき親友が、以前の私ではなくなっていることに気づいてくれたんです。

「良かったらうちの会社来なよ」と強く声をかけてくれて、それが病んでいた私の転職のきっかけになりました。

今は前職のスキルを活かして、地方の少しブラックな大企業で働いています。基本給は前職と同じくらいで、休日出勤もあるし、残業も1日3時間くらいあったりします。それでも前より、精神的に病まなくなりました。理由は単純で、人間性の良い人たちが多いからです。親身になってくれる上司や、アットホームな冗談が飛び交う、心地良い人間関係があります。委託ではないので、ゆったりした空気感が出ているのも大きいと思います。

不思議なもので、今の職場はミスがあって当たり前、過去は変えられないと考えている人が多いです。ミスをしても「だってこうじゃないですか」と逆ギレする人さえいます。結果として、ミスが許される環境で働けているので、精神的に安定してきています。前職で求められる業務スキルが高かったこと自体は、今になって幅を持たせてくれていて、「これやってみない?」と新しいことに誘われる機会も増えました。

一概にこの会社が良いとは言えませんが、求人票の条件だけで判断せず、人柄まで確認してみてほしいと思います。もし合わなければ、精神を病む前に会社を辞めることをおすすめします。精神を病んでしまうと、治るまでにかなりの月日が必要になるからです。それと、私の周りを見ていて思うのは、自分の強みを持っている人は病みにくいということです。仕事で悩んでいる人、つらくなっている人の参考になれば幸いです。

職場の人間関係に限界を感じている人へ

求人票の基本給や福利厚生の良さは、配属先の人間関係の質までは保証してくれません。

「なぜなぜ分析」のような改善手法も、扱う上司の性格次第で、原因分析ではなくただの人格否定に変わってしまうケースが少なくありません。

毎朝の頭痛や、休日まで気持ちが休まらない状態は、心身が発しているサインである可能性が高く、我慢強さで乗り切ろうとする前に、環境を変える選択肢を早めに検討しておく方が、結果的に回復も早いように思います。

困った時の選択肢

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そのほか、状況に合わせて選べる窓口を挙げておきます。

・社会人3年目前後で「第二新卒」としての転職を考えている方は
 → UZUZ第二新卒(18〜29歳・全国対応の転職サポート)

・上司に言い出せないまま退職を先延ばしにしている方は
 → 弁護士法人ガイア(退職代行・全国対応)

・転職はまだ考えていないけれど、自分の市場価値や適正年収が気になる方は
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公的な窓口としては、総合労働相談コーナー(厚生労働省)や、よりそいホットライン(0120-279-338)が無料で相談に乗ってくれます。

気になった一冊を、まず無料で試す方法もあります。職場の人間関係に悩んだ人の体験談やメンタルケアの本に触れてみるのもおすすめです。
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長時間のデスクワークで目や肩がこわばってきたら、ブルーライトカットメガネを使っている人も多いです。

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