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一般職→総合職の大企業事務、6年目に過労で倒れて退職。理由は「個人の都合」にされた

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通勤途中で、突然目の前が真っ白になりました。

気づいたときには、病院のベッドの上だったんです。

これは、大企業で働くことに何の疑問も持たなかった私が、6年かけてようやく「辞める」と言えるようになるまでの話です。

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📌 体験者プロフィール

・年代・性別:20代・女性(新卒入社から6年間の体験)

・業界・職種:一般職の事務(お金を扱う部門)→社内で総合職へ転換

・雇用形態:正社員

・企業規模:大企業(契約社員を含めグループ全体で4000名超)

・在籍期間:6年

・退職状況:退職済み

・体験形態:実体験ベース

※プライバシー保護のため、個人が特定されない範囲で仮名化・一部詳細を変更しています。

特に何がしたいわけでもなく、大企業に入った理由

短大を卒業して、新卒で入社したのは契約社員を含めると4000名を超える大企業でした。

周りの友達に比べると給料も高くて、話すと羨ましがられる会社です。

でも正直に言うと、この会社を選んだ理由は「就職活動で会った人事の人たちの雰囲気が良かったから」でした。

ここで何がやりたいとか、こんなふうに働きたいとか、そういう願望は特になかったんです。

配属されたのは、お金を扱う部門の一般事務でした。

歳の離れた先輩が多くて、毎日おそるおそる過ごしていました。

仕事を覚えるだけで精いっぱいだった中、意地悪な先輩が一人いて、それだけで心が折れそうになったこともあります。

それでも「色々な人がいるのは仕方ない」と、淡々と自分の仕事をこなしていました。

忙しくても、仲間には恵まれていた2年目以降

仕事に慣れてきた2年目以降は、毎日忙しくて残業の多い職場でした。

定時に帰れる日はほとんどなくて、遅いときは22時近くまで会社にいます。

それでも職場のメンバーには変化があって、多少のストレスを抱えながらも、忙しいなりに楽しく仕事ができていました。

大企業なだけあって有給休暇は取りやすくて、繁忙期を過ぎたら休みを取って旅行するのが楽しみだったんです。

2年目以降は後輩もできて、仕事を教える機会が増えました。

入社当時に意地悪な先輩から嫌な思いをした経験があったから、仕事に関しては厳しく、それ以外では優しい先輩でいたいと思いながら後輩と接していたんです。

先輩にも後輩にも、仲間には恵まれていたと思います。

ただ、なかにはかなり適当な仕事ぶりの先輩がいたのも事実で。

その人がやるべき仕事を全部自分が請け負って、残業続きの日々を送っていました。

上司からは評価してもらえて、ボーナスの査定もかなり良くしてもらえたんです。

それでも、他の人の仕事のしわ寄せで自分のプライベートが削られていくことは、ずっとストレスでした。

結婚を機に退職を申し出た直後、まさかの部署異動

数年間付き合っていた彼と婚約して、結婚の予定ができたので、上司に「退職を考えている」と報告しました。

残業が多かったこともあって、もともと転職も考えていたんです。

ところがその直後、部署内でグループ異動がありました。

この異動をきっかけに、それまで以上に忙しい日々、仕事に忙殺される毎日が始まったんです。

会社内の仕事に加えて、他社との打ち合わせで外出したり、他支社への出張が入ったり、仕事がどんどん増えていきました。

あとから知ったのですが、異動前の部長は「今後についてもう一度考え直すように」と、異動先の部長に私が退職の意思を持っていることを伝えていなかったそうです。

忙しく仕事が入れば、キャリアアップを考え直すだろうと思ったらしいんですよね。

異動先の上司から続いた、しつこい誘いと出張同行の強要

異動先の別の上司には、しつこく関係を迫られるようになりました。

個人的に連絡が来るようになったんです。

何かと出張には帯同するよう言われて、一緒に打ち合わせに出かけることも多くなりました。

仕事の忙しさと、上司からのセクハラ。

以前のように休みを取ることも、ほとんどできなくなっていきました。

関連記事:美容系メーカー事務3年で受けたセクハラ|時短勤務の女性が転職を決めた体験談

終電なし、タクシー帰り。通勤途中に倒れて入院した日

土日に出勤することも増えて、残業も多くて、日が変わってから会社を出ることもありました。

終電もなくなって、タクシーで家に帰る日々。

睡眠時間が取れなくなって、だんだん食欲も落ちていきました。

そしてある日、通勤途中に倒れたんです。

その日のうちに入院しました。

心も体も、ボロボロでした。

関連記事:事務職で年収250万・昇給ゼロ4年半|月80時間超の残業が「みなし」固定額だった

心療内科の先生の言葉と、辞める決断ができなかった理由

退院後も心療内科にかかっていて、担当の先生からは「迷わず職場を変えるべきだ」とアドバイスをもらいました。

ただ、上司には恵まれなかったものの、同僚たちはみんな大好きだったんです。

厳しくも優しかった先輩、何でも話せた同期、友達みたいに仲良くなった後輩。

みんなのことを考えると、辞める選択に迷いが出ました。

退職を告げた日に言われた「個人の都合による退職ですね」、そして今思うこと

正直、退職するかどうかはすごく迷いました。

この会社を辞めたら、もう同じような企業には入れないかもしれない。そんな恐怖もあったんです。

給料、同僚、福利厚生。どれをとっても条件の良い職場でした。

それでも、結婚してこの仕事を続けながら家事や出産、子育てと両立するのは難しいだろうと踏ん切りをつけて、人事部に退職の意思を伝えました。

そこで返ってきた言葉に、私は驚きました。

「個人の都合による退職ですね」。

明らかに働かせすぎによる過労が原因で入院までしていたのに、今まで一度も話題にすらならなかった結婚を、退職の理由にされていたんです。

今思い出しても腹が立ちます。

こんな会社に居続けなくてよかったと、今もそう思っています。

ただ、大企業ということ、給料がいいということ、人に羨ましがられる会社ということ。そんな見栄えばかりを気にした選択をしてしまった自分には、後悔もあるんです。

仕事は楽しくて、やりがいを感じられて、何より自分を大切にできる職場を選びたい。今はそう思っています。

関連記事:新卒で入った会社がワンマン経営のブラックだった|社長崇拝と同期えこひいきに辞めた話

「個人の都合」で片付けられそうになっている人へ

「言ったはずなのに、なかったことにされる」。パワハラや長時間労働そのものより、伝えた事実が上司の判断ひとつで消されてしまう会社の仕組みの方が、実はいちばん怖いのかもしれません。大きな会社ほど自分の声が届く保証はどこにもないからこそ、「おかしい」と感じた瞬間の記録を残しておくことと、一人で抱え込まずに外の窓口に話してみることだけは、今日からでもできることだと思います。

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仕事のことを一旦忘れたいときに、まとまった時間で本の世界に没頭してみるのもいいかもしれません。

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