入社初日、いつも通りのメイクをして出勤したら、思っていた以上に注意されました。アイライナーもマスカラも、そこまで濃いつもりはなかったのに。これは、食品工場で働きはじめて分かった「思っていたのと違うところ」と「これはこれでよかったところ」、両方の話です。
📌 体験者プロフィール
・性別:女性
・業界・職種:食品工場(パン製造ライン)
・体験形態:実体験ベース
※プライバシー保護のため、個人が特定されない範囲で仮名化・一部詳細を変更しています。
面接であっさり採用、単調な作業だからすぐ慣れた
正直、面接に行く前はけっこう身構えていました。
未経験でも大丈夫と書いてあっても、実際に行ったら断られるんじゃないかって。
でも、いざ面接を受けてみたら、拍子抜けするくらいあっさり採用が決まって。逆にこっちが戸惑ったくらいです。
理由を聞いてみたら、特別なスキルは必要ないからとのことでした。
ちょうど求人があまり出ていない時期だったので、正直かなり助かりました。
覚えることも少なくて、すぐに仕事に慣れることができました。単調な作業の繰り返しなので、変にストレスを感じることもなくて。
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女性の多い職場は思った以上に安心できた
食品工場で働くようになって嬉しかったのが、女性が多くて、そんなに気を張らずに仕事ができたことです。
男性が多い職場だと、ちょっとした会話をするのも気を遣ってしまうタイプなので、女性が多い環境には単純にほっとしました。
女性ならではの体調の悩みも、打ち明けやすい空気があって。精神的にだいぶ楽でした。
私は生理痛が重いほうで、ひどいときは立っているのもつらくなることがあります。
そういうときは休憩を取らせてもらえたり、痛み止めをもらえたりして、本当に助かりました。
休憩時間の井戸端会議が息抜きになった
一番嬉しかったのは、休憩時間かもしれません。
みんなでお菓子を持ち寄って食べたり、日頃の不満を話したりして、すごく気持ちよく過ごせました。
人生の先輩みたいな方たちに悩みを聞いてもらったり、アドバイスをもらったりすることもあって。仕事以外の時間まで楽しく過ごせるのは、私にとって大きなメリットでした。
というのも、以前は事務系の仕事をしていて。そのときは、正直あまり楽しいとは言えませんでした。
仕事自体にやりがいはあったんです。ただ、結局は人間関係が嫌になって辞めることになってしまって。
競争意識も強い職場で、人間関係がかなりギスギスしていて。仕事をしている時間のほうがまだ楽、と思うくらいでした。
今度はできるだけシンプルな仕事場がいいと思って、食品工場を選んだんです。
働いてみて、こんなに穏やかな職場はないだろうなと感じています。
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自社製品を社割で買えるのはうれしい役得
地味に嬉しかったメリットが、自社製品を安く買えることです。
毎回というわけではないんですが、定期的に安く買える機会があって。
パンを作っている工場だったので、いろんな種類を買うことができて、けっこう得した気分になりました。
新商品が出るときは人より先に買えたりもして、なんだか特別感がありました。
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小麦粉運びで腰をやられ、気づけばジム通い
メリットの多い職場でしたが、肉体的にはかなりきつかったです。
小麦粉などの重い荷物を運んだり、中腰の姿勢になったりすることも多くて、腰痛はなかなかのものでした。
忙しい時期は、休憩を挟んでも腰の痛みが引かなくて。帰りにマッサージ屋さんに寄るのが習慣みたいになっていた時期もあります。
腰が辛くても、周りの社員も同じように大変な思いをしているので、あまり簡単に「辛い」とは言えない空気もあって。
正直、食品工場ならそこまで体は辛くないだろうと思っていたので、自分の考えの甘さを思い知らされました。
対策としては、日頃から準備体操をしたり、体力をつけたりして、腰痛を予防するようにしていました。あとは、限界を感じたらすぐに休憩をとること。無理をして続けると、余計に体力を削られてしまうので。
食品工場で働き始めてから、初めてジムに通うようになりました。体力がついてからは腰痛の心配がだいぶ減って、なんとか仕事を続けられています。
メイクも香水も禁止、初日に思い知った身だしなみルール
最初の出勤日、いつも通りの感覚でメイクをしていったら、かなり注意されたのを今でも覚えています。
自分ではそこまで派手なつもりはなかったんですが、アイライナーやマスカラなど、目元のメイクは厳しくチェックされました。
特に、付けまつげは絶対にダメだと何度も念を押されて。
途中で外れて落ちてしまうと、異物混入につながることがあるからだそうです。
ほかにも、香水はNG。マニキュアもNG。
香水やマニキュアの匂いが食品についてしまうと、その時点で商品として売り物にならなくなってしまうからです。
なので、爪はいつも短く切っておくことを意識するようになりました。
作業中はピアスや指輪もつけてはいけない決まりでした。
食品工場で働くというのは、まずおしゃれができない仕事なんだと、このとき初めて知りました。
作業着は自分で洗濯、うっかり縮ませて怒られた
食品工場で働くときは、作業着を貸してもらえるので、それ自体には困りません。
ただ、洗濯は自分でやらなければいけなくて、うっかり縮めてしまうこともあるんですよね。
汚れによっては、洗ってもなかなか落ちないものもあって。
そのまま出社してしまって、かなり怒られたこともありました。
トイレは我慢、衛生意識だけは叩き込まれた
食品工場で働くうえでのコツは、作業中はトイレに行けないので、事前に済ませておくことです。
最初は、このコツに気づいていなくて、かなり大変な思いをしました。
とにかく、食品工場で働くなら、衛生面についての知識を最初にきちんと知っておくことが大事だと思います。
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食品工場での仕事を考えている人へ
人間関係の消耗から逃れて食品工場を選ぶ人は少なくありませんが、そこで待っているのは対人ストレスの代わりに、腰への負担と衛生ルールの厳しさです。
「未経験歓迎」という言葉だけでなく、体力面と身だしなみのルールまで事前に知っておくと、入ってからのギャップを減らせます。
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